朝と夜で、空気が少しだけ違う。
重ね着はもう重たいけれど、何も羽織らないのは心もとない。
そんな“季節の狭間”こそ、アウターのセンスがいちばん表に出る。
今の時期に選ぶ一着は、
「寒さ対策」よりも「自分らしさ」のため。
だからこそ、今こそ見直したい、アウターという存在。
01|何度でも着たくなる、ベーシックなロングコート
無駄を削ぎ落としたダブルブレスト。
端正で中性的、それでいて静かな気品。
装飾を控え、シルエットと仕立てで語る高級感は
1990年代のムードを感じさせるディテール。
このロングコートにも、
“流行に左右されない強さ”がはっきりと表れている。
実用性と品格、その両立こそがシャネルの美学。
考えすぎなくていいのに、きちんと見える。
それが、本当に頼れるベーシック。


▶︎CHANEL Wool Double-breasted Long Coat
02|気分を変える、カラーアウターという選択
ベーシックに慣れた今、
あえて色を選ぶのも悪くない。
上質なムートンを大胆なカラーで仕上げることで、
防寒アイテムに“感情”を宿らせる。
素材そのものの力を信じる姿勢は、
レザークラフトで有名なロエベならではのもの。
今季注目のスタンドカラーは、
立てれば包まれるように暖かく、倒せば一気にモード。
今だからこそ出会える、完成度の高い一着。

▶︎LOEWE Mouton Stand-collar Coat
03|やっぱり惹かれる、シャネルのツイードジャケット
シャネルのツイードは、女性らしさを“形”で語る。
体にフィットするスリムなシルエット、ミニマルなデザインが
2000年代後半のムードを感じさせる。
チェーンのトリミングとCCマークのボタンがシンプルなデザインのアクセントに。
クラシックな素材に、少しだけ強さと主張を加えたデザイン。

▶︎CHANEL CC-mark Button Tweed Jacket
04|存在感で魅せる、ファー&ファーライクアウター
視線を集めるのは、やっぱり素材。
毛足のあるアウターは、それだけでスタイリングの主役になる。
フロントはミックスのフォックスファー、
バックは潔いホワイトのシープファー。
ミュウミュウがいつも描いてる
どこかアンバランスで、少し甘いけど、強い女性像にまさに合致する
最高の一着。

▶︎MIU MIU Fox & Sheep Fur Jacket
05| 甘さを引き算する、中性的なジャケット&コート
たくさんのウォッシュを重ねたデニムが持つラフさに、
アニマル柄のファーがアクセントになっている一着。
2000年代前半のY2Kファッションを思い出させるような、
バーバリーとしては珍しい、どこか反骨精神を感じさせるデザイン。
パンクロックのルーツでもあるイギリスのブランドだからだろうか。
女性らしさを足すのではなく、削ぎ落とす。
その引き算が、今の気分にちょうどいい。


▶︎BURBERRY Fur Collar Denim Jacket
06|余白をつくる、オーバーサイズアウター
少し大きめのサイズ感が生む、抜けと余裕。
上質なアルパカの肌触りがよく、暖かい。
1990年代後半のミニマルなシルエットを押さえた
シンプルなフード付きコートかと思いきや、
きちんとグッチの象徴でもあるバンブーボタンが施されている。
力を入れすぎていないのに、
どこか一味違うアウターを探しているなら、この一着がおすすめ。


▶︎GUCCI Bamboo Toggle Duffle Coat
07|羽織るだけで可愛い、ダウンジャケット
防寒=野暮ったい、はもう昔の話。
おしゃれでありながら、シックに着こなせる一着がこちら。
ヴィンテージでしか出会えないボタンと袖のロゴテープは、
それ自体が価値あるアーカイブ品。
そして前見頃に施されたマトラッセキルティングは、
シャネルらしさを象徴する美しいディテール。
他のブランドでは決して出会うことのない、特別な一着


▶︎CHANEL Stand-collar Down Jacket
アウターは、いちばん外に出るセンス
アウターは、
一番最初に目に入って、一番長く記憶に残る。
季節が変わる今だからこそ、
「来年も着たいかどうか」で選ぶのが正解。
また自然に手が伸びる特別な一着を
見つけてみてはいかが。