ファーストヴィンテージに選ぶべき、永遠の5ブランド
初めて手にするヴィンテージは、その後のスタイルを決定づける大切な選択。タイムレスな魅力を放ち、シーズンを問わず寄り添う名品こそ、ファーストヴィンテージにふさわしい存在。今回のSPOTLIGHTでは、永遠に愛される5つのブランドから厳選した定番アイテムを紹介する。 CELINE(セリーヌ)"クラシックを刻むマカダム" “馬車ロゴ”や“マカダム柄”は、現行ラインには存在しないクラシカルな雰囲気を纏う、セリーヌの象徴。なかでも1970年代から展開されたモノグラム“マカダム柄”は、オールドセリーヌを代表するデザインとして知られる。近年は復刻版が登場したことにより再び脚光を浴びているが、あえてヴィンテージを選ぶことで、当時の空気感をそのまま纏えるのが魅力。シンプルなニットやデニムに合わせるだけで、時を超えた品格が際立ち、日常のスタイルがクラシックへと昇華する。 ▶︎CELINEのアイテムを全て見る GUCCI (グッチ)"バンブーとウェブストライプが描く気品" グッチを象徴するバンブーハンドルやウェブストライプ(シェリーライン)は、現行コレクションでも高い人気を誇るが、実はヴィンテージこそが真価を発揮する。革の厚みや金具の重厚感が際立ち、手にした瞬間に宿る“存在感”は段違い。新品では味わえないクラシックな趣こそ、ヴィンテージを選ぶ理由。タイムレスに愛されるアイコンをあえてオールドで取り入れることで、スタイルに奥行きと気品を与えてくれる。 Gucci 1970s ▶︎GUCCIのアイテムを全て見る Christian Dior(クリスチャン・ディオール)"トロッターとヴィンテージジュエリーの輝き" ディオールが生み出したアイコンは、バッグにとどまらない。財布、アクセサリー、靴など幅広いアイテムに息づくのがブランドの魅力。なかでも「トロッター柄」は、2000年代初期からそれ以前にかけて数多くの配色バリエーションが存在し、今では出会いにくい色味も少なくない。復刻やリバイバルが続く今だからこそ、オリジナルのヴィンテージを選ぶことで、スタイルに差をつける独自の個性を宿すことができる。 そして忘れてはならないのが、ゴールドプレーテッドのジュエリー。 80年代のボールドなシルエットは、今まさにファッションシーンで息を吹き返し、存在感を放つ。 対して小ぶりのロゴネックレスは、デイリーに取り入れやすく、手に届く価格帯も魅力。 バッグとジュエリー、そのどちらもが装いをドラマティックに変えてくれるのがヴィンテージ・ディオールの真骨頂。 ▶︎Christian Diorのアイテムを全て見る Yves Saint Laurent(イヴ・サン・ローラン)"ロゴとシルエットが語る個性" ブランドを象徴するYSLロゴプレートバッグは、シンプルでありながら確かな存在感を放つ。クラシックでエレガント、その魅力は時代を超えて揺るがない。さらに見逃せないのが、80〜90年代らしい大胆なシルエットと鮮やかな色使いのアパレル。上質な素材感と精緻なテーラリングは、今のファッションシーンにおいても新鮮に映え、唯一無二のオーラを放つ。 ヴィンテージだからこそ出会えるデザインは、流行の繰り返しに埋もれない個性の証。強さと気品を兼ね備えたイヴ・サンローランは、初めてのヴィンテージにこそ選びたいブランドのひとつ。 ▶︎Yves Saint Laurentのアイテムを全て見る CHANEL(シャネル)"永遠のアイコン、クラシックバッグ" シャネルを語る上で欠かせないのが、クラシックバッグ。特に80〜90年代のヴィンテージは、現行にはない金具の輝きやレザーの柔らかな質感が宿り、ファンの間では「むしろヴィンテージの方が人気」とさえ言われるほど。 ラムスキンの柔らかさ、キャビアスキンの重厚感、それぞれが異なる表情を持ちながらも、どちらも普遍のエレガンスを語る。初めてのヴィンテージとして最も王道の選択肢。...