首元に一周させるならカレ90。
羽織るなら140。
バッグに結ぶならツイリー。
エルメスのスカーフ選びで、いちばん最初に決まるのはサイズ。
今回は、定番の4サイズをフィーチャー。
お気に入りのひとつを探してみて!
エルメスのスカーフ、サイズで何が変わる?
「カレ(Carré)」はフランス語で正方形。
その名のとおり、エルメスのスカーフは正方形が基本。
変わるのは一辺の長さ。
たった数十cmの違いで、巻ける形も、置きどころも変わる。
生地はシルクツイル。
斜めの綾織りで織ったシルクで、落ち感があり、結び目がほどけにくい。
人気4サイズを比較
| 比較項目 | カレ90 | カレジェアン 140 |
カレ45 (プチカレ) |
ツイリー |
|---|---|---|---|---|
| 実寸 | 90cm角 | 134cm角 | 41cm角 | 縦87cm 横5cm |
| 素材 | シルク ツイル |
カシミヤ シルク |
シルク ツイル |
シルク ツイル |
| 巻き方 | 首に一周 | 肩に羽織る | チョーカー ヘアバンド |
ハンドルに 結ぶ |
| 柄の見え方 | 畳むと 四隅が出る |
広げて 全体が出る |
中央の柄 だけ出る |
縦に流れて 出る |
| 中古相場帯 の目安 |
約3〜5万円 | 約8〜15万円 | 約2〜4万円 | 約3〜4万円 |
相場帯はいずれも2026年9月時点のもの。
並べて見ると、その違いは意外と分かりやすい。
カレ90



一辺90cmの、いちばん出会う機会が多いサイズ。バイアスに畳んで首に一周させると、結び目のまわりに柄の四隅が寄ってくる。
迷ったらここから。巻き方の自由度がいちばん高い。
カレジェアン140

一辺140cmの実寸を持つ、羽織れるサイズ。
カシミヤとシルクの混紡が多く、90より厚みと落ち感がある。
肩からかけるだけで様になる。秋から冬にかけての一枚に。
カレ45(プチカレ)



一辺41cmの小さな正方形。
首に沿わせるとチョーカのように、髪に巻けばヘアバンドに。
面積が小さいぶん、中央の柄だけが素直に出る。
ツイリー



縦87cm、横5cmの細長い一本。
バッグのハンドルに巻けば、持ち手の傷みを避けながら色を足せる。
手首に結んでブレスレット代わりにも。
ヴィンテージのカレ、実物で見るところ
柄には年代がある。
馬具や幾何学は初期から続くモチーフ。大胆な配色は80〜90年代に多い。
見ておきたいのは3つ。
ひとつめは色。
畳まれていた折り線に沿って、日焼けが出ていることがある。
ふたつめは四辺の縁。
手で巻いて縫うルーロテの縁が、ほつれていないか。
みっつめは結び目の跡。
同じ位置で結び続けた個体には、うっすらとアタリが残る。
どれも、これ以上つくられない柄が誰かの手元で過ごした時間の跡。
欠点というより、一点ものの個体差。
巻かずに額装して壁に飾る、という楽しみ方もある。
購入前に知りたい、カレのFAQ
Q. 最初の一枚はどのサイズ?
カレ90。
首にも、バッグにも、髪にも使えて、
巻き方を試しながら覚えられる。
Q. 140は重くない?
カシミヤ混のぶん厚みはある。
ただ、肩にかけたときの落ち感はその重さから生まれる。
Q. 柄が好みでも、色褪せがあったら?
広げたときに気になるかどうかで決める。
畳んで巻けば、褪せは結び目に隠れることも多い。
Q. 家で洗える?
シルクツイルは水に弱い、自宅での水洗いは避けたい。
専門のクリーニングに任せるのが基本。
Q. 保管はどうする?
同じ折り線で畳み続けない。
ゆるく巻いて筒状にしておくと、折り線の日焼けと型がつきにくい。
Q. 結局、どう選べばいい?
首元ならカレ90。
羽織るなら140。
差し色ならカレ45かツイリー。
でも結局は、
目が合った柄を選ぶのがいちばん。
同じ柄、同じ状態の一枚に、
もう一度出会える保証はない。
今の自分が本当に巻きたいと思える一枚を。