プリンセスの手に輝く、永遠の名作—シャネルダイアナバッグ

プリンセスの手に輝く、永遠の名作—シャネルダイアナバッグ

イギリス王室のウェールズ公妃プリンセス・ダイアナが愛した名品、シャネルの「ダイアナバッグ」。   1980年代にカール・ラガーフェルドが手がけ、シンプルでありながら気品あふれるデザインが魅力。 ダイアナ妃の愛用によって唯一無二のアイコンバッグとなり、世界中のファッショニスタを虜にしているシャネルの名品バッグ。 現在は廃盤になっているため、非常に希少価値が高いモデル。 今回のスポットライトでは、そのタイムレスな美しさの魅力を深掘り。 サイズごとの着用感や収納力、さらにレザーの違いまで徹底チェックしていこう。   どの素材が好み? キャビアスキン(子牛革に型押し)vsラムスキン(子羊革) 柔らかくなめらかな質感でコーディネートの幅が広がるラムスキン(上)表面が少し硬めで重厚感のあるエレガントなキャビアスキン(下)   どのサイズがあなたの好み? ダイアナバッグは2つのサイズ展開がある。それぞれのサイズを身長別の着用画像と一緒にチェック!   22cm(スモールサイズ)縦 14×横 22×奥行 7cmチェーンの長さ 106cmコンパクトで上品な印象必要最低限の荷物を入れたい方におすすめ!ちょっとしたお出かけにぴったり!     25cm(ミディアムサイズ)縦 15×横 25×奥行 7cmチェーンの長さ 108cmバランスがよく、どんなコーデにもマッチしやすい。デイリー使いに最適なサイズ感。       何がどれくらい入る? 気になる収納力を検証!実際にバッグの中に物を入れて、どのサイズに何が収まるのか徹底比較!    22cm(スモールサイズ)例:サングラス、財布、ヘアバンド、リップバーム 、リップスティック、リッププランパー、ハンドクリーム、ヘアクリップ、香水...
Brand Archive : シャネル30年のクロニクルー挑戦と受け継がれる美学

Brand Archive : シャネル30年のクロニクルー挑戦と受け継がれる美学

  3つの時代、1つのエスプリ   ファッションは進化し続けるけれど、真のアイコンは時を超えて輝き続ける。 今回のSpotlightでは、シャネルの1995年・2005年・2015年春夏コレクションを振り返り、各時代のムードとスタイルの変化を探る。 華やかでグラマラスな1990年代、ロマンティックな2000年代、そして女性の強さを称える2010年代。 移り変わるトレンドの中で、シャネルのエレガンスはどのように進化してきたのか?そのDNAに秘められた魅力を、今から紐解いていく。      CHANEL DNA:変わらないエレガンスの本質 #1 アイコニックなエレメント ツイードスーツ、カメリア、チェーンベルト。この3つはシャネルの代名詞と言える。▼Spring Summer 1995 ▼Spring Summer 2005 ▼Spring Summer 2015   #2 インパクトの強いアイテムコレクションを印象付けるインパクトたっぷりのアイテムが必ず存在する。▼Spring Summer 1995 ▼Spring Summer 2005 ▼Spring Summer 2015   #3 大人になっても忘れない少女のような感性時代が変わってもシャネルは乙女心くすぐるパステルカラーやパール、リボン、フリルなどの要素を忘れない。▼Spring...
Hermèsのシルバージュエリーの魅力

Hermèsのシルバージュエリーの魅力

エルメスの数多くのアイテムの中でもシルバージュエリーは「ボーダーレス」なアイテムだと言っても過言ではない。 タイムレス、シーズンレス、ジェンダーレス。いつ、どこでも、男女関係なく誰でも関係なく自由に。個性に合わせて身につけられるアイテムだと思う。 今回のスポットライトでは一度その魅力に堕ちると抜けられないエルメスのシルバージュエリーにフィーチャー。     "馬具からジュエリーへの自然な展開"  以前の記事でも触れたことがあるが、エルメスは本来馬具やサドルなどの高品質な革製品を製造するメーカーとして成長していたブランド。これらの製品に関連する金属パーツ(バックルやハードウェア)も製造していたため、馬具に使われる金属部品を小型化し、ジュエリーとしてのエレガントなアイテムを開発する流れはごく自然な流れであった。 エルメスがシルバージュエリーを展開し始めたのは、1930年代後半。1938年にロベール・デュマ(Robert Dumas)がデザインした「シェーヌ・ダンクル(Chaîne d’Ancre)」ブレスレットの発表が、エルメスが本格的にシルバージュエリーの分野に進出するきっかけとなった。    "シルバージュエリーの魅力"  エルメスのシルバージュエリーは、主にスターリングシルバー(純銀92.5%)で作られている。シルバージュエリーは時間とともに自然に酸化して色が変わることがあるが、お手入れ方法は比較的簡単。専用のシルバーポリッシュやクロスを使えば、輝きを保つことができる。適切なメンテナンスを行うと、永久に使うことができる上、金に比べると価格もお手頃!     "おすすめアイテム5選" シェーヌ・ダンクル(Chaîne d’Ancre) エルメスのシルバージュエリーの中で最も古く、象徴的なデザイン。ロベール・デュマ(Robert Dumas)がアンカーチェーンにインスパイアされ、1938年にデザインしたもの。シンプルでありながら洗練された美しさを持っているのが特徴で男女問わず使えるユニセックスなデザイン。 シェーヌ・ダンクルは、エルメスのシルバージュエリーの歴史の中で重要な位置を占めており、発売より80年以上過ぎた今でも愛され続けている。     ブックルセリエ(Boucle Serier) ブックルセリエが登場したのは2000年代の初頭だが、エルメスの馬具製造における歴史と伝統を反映されている。バックルのモチーフが、エレガントでありながらも力強い印象を与え、日常使いから特別な場面まで幅広く活用できる。また、エルメスのロゴやブランドアイデンティティを感じさせるデザインであり、エルメスファンにとって特別な意味を持つアイテム。ケリーモチーフ(Kelly) ケリーバッグにインスパイアされたデザインで、特に1950年代に人気を博した。ケリーリングやブレスレットは、ミニチュアのバッグの留め具やパッドロックをモチーフにしたシンプルでエレガントなスタイルが特徴。ケリーデザインは、エルメスのシルバージュエリーの中でもクラシックなアイテムとして知られている定番アイテムである。エクリプス・ルバン(Eclipse Ruban) エクリプスは皆既日食という意味でルバンはリボンという意味。名前が示すように、リボンのようにしなやかで流れるような曲線が特徴。パンチングのHロゴが表と内側に施され、まるで皆既日食のように重なるデザインになっている繊細なリング。比較的新しいシリーズであり、2000年代以降に展開されたものと考えられる。   ヒストリーリング(History Ring) ヒストリーリングは、2000年代に初登場。この時期は、エルメスが伝統的なデザインを現代的なジュエリーとして再解釈し、新たなファッションアイテムとして市場に投入した時期でもある。エルメスの象徴的なHモチーフとともに両側からリンクされたようなデザインが特徴的。これらはエルメスの過去と現在をつなぐという意味がこもっていて、エルメスの長い歴史とクラフトマンシップに対する敬意を表している。  
Q&A : 意外な事実! ディオール(Dior)編

Q&A : 意外な事実! ディオール(Dior)編

20世紀のファッション史においてシャネルと同じく大きい影響を与えたフランスのラグジュアリーブランド"クリスチャン・ディオール(Christian Dior)"その意外なビハインドストーリーに迫る!   Q.創設者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)は元々洋服作りを目指していた人?   A.実はそうではなかった!  クリスチャン・ディオール(Christian Dior)は政治学を専攻していて、画家志望だったという意外なビハインドストーリーを持っている。ファッション業界に転身したのは中年になってからで、経済的な困難や彼自身も1930年代に病気を患ったため、運営していた画廊を閉鎖せざるを得なくなった。この状況下で、友人の勧めでファッション業界に入ることを決意し、1935年からファッションイラストレーターとして活動を始めた。 Q.代表的な「レディディオール」にあるカナージュステッチの由来は?   A.クリスチャン・ディオールが愛用していた椅子からインスパイアされた。 初のオートクチュールショーで使用したナポレオン3世時代の籐細工の椅子が非常に気に入っていったことから生まれた模様。縦横に交差するラインが格子状に編まれた独特な模様がアイコニックなバッグ「レディディオール」に反映された。   Q.クリスチャン・ディオール(Christian Dior)氏がファッションショーの最後にカーテンコールをする写真はほとんど見つからない。それはなぜ?   A.その理由はいくつかある。   1.彼はパブリックな場に出ることが少なく、自分が注目を集めるよりも、作品自体に注目をしてほしいと思っていた。 2.1940年代から1950年代初頭のファッション業界では、今のようなカーテンコールが一般的ではなかった。 3.当時の技術的に咄嗟に瞬間を記録されることが一般的ではなかったので、単純に写真の入手困難も理由の一つ。     Q.1947年に発表したディオール初の香水「ミス・ディオール」という名前の由来は?   A.友人が妹の名前を咄嗟に「ミス・ディオール」と呼んだことがきっかけ   ある日、発売予定の香水の名前を悩んでいたところ、いつもサポートしてくれる実の妹が部屋に入ってきた際に友人が彼女を「ミス・ディオール!」と呼びかけたことからそのまま香水の名前として使うと決めたそう。     Q.クリスチャン・ディオールの意外な趣味は? A.占い 彼は占い師の助言に従って重要な決断を下すことが多かったそうだ。初めてファッション業界に入る時も、占い師の助言が背中を押してくれたそう。  ...
Q&A : 意外な事実! グッチ(Gucci)編

Q&A : 意外な事実! グッチ(Gucci)編

ラグジュアリー品にあまり詳しくない人でも誰もが知っているブランド「グッチ(Gucci)」今年で創業103年になったイタリアのファッションハウスの意外なビハインドストーリーに迫る! Q.グッチの創業者であるグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)の前職は?   A.ホテルマン 彼は若い頃、ロンドンの有名なサヴォイ・ホテルで勤めていた。裕福な顧客や上流階級の人々が持っていたホテルの中で、高級な旅行用バッグや馬具などを目にする機会が多かったのがグッチを立ち上げるきっかけとなった。   Q.今のGGロゴって誰が作ったもの? A.創業者の息子であるアルド・グッチ(Aldo Gucci) 一番最初のロゴはそこまでデザイン性があるものではないシンプルなもの。 グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)のイニシャルからとった「GG」ロゴが考案された。1960年代以降、ブランドのシンボルとして採用され、今やグッチのアイデンティティとして定着し、世界的に認知されるようになったいる。 Q.グッチを象徴する赤と緑ウェブストライプの由来は? A.伝統的な馬具に使われていたサドルの下に敷かれる「グリードル」と呼ばれる部分のデザインから由来したもの。 ブランドが最初に裕福な顧客や上流階級をターゲットとして商品を展開していたため、高級馬具や革製品の製造を手がけていた時代の名残である。 Q.グッチのバンブーバッグになぜ竹のハンドルが使われることになった? A.当時の資材不足が背景。 第二次世界大戦後の物資不足によって、職人たちは代替素材を探していた。そこで日本やアジアの文化でよく使われる竹素材を取り入れることになったことから「バンブー」と名付けられた。  Q.グッチ家はKeringが運営しているが、昔は家族経営だったはず。家族経営ではなくなった理由は? A.家族間の権力争いと経営権を巡る対立、さらにファミリービジネスの内部紛争に起因。 権力争い、裏切り、さらには暗殺事件まで発展し、複雑な家族関係が形成されたことから経営権を失うことになる。これらの話が2021年に映画化されたのが「ハウス・オブ・グッチ」(House of Gucci)。    
ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが描いたシャネルの世界

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが描いたシャネルの世界

シャネルの歴代デザイナーと言えば、創業者のガブリエル・ココ・シャネル(Gabrielle Coco Chanel)と37年間シャネルのデザイナーとして活躍したカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)。そしてこの人は欠かせない。 “ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ”(Victoire de Castellane) ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは1962年パリで生まれたフランスの有名なジュエリーデザイナー。彼女は1984年から1998年まで約14年間シャネルのジュエリー部門のデザイナーとして活躍し、この期間の間、シャネルのビジュアルとジュエリーデザインにおいて大きな影響を与え、彼女がデザインしたジュエリーはカステラーヌ・コレクションと呼ばれている。カール・ラガーフェルドが彼女からインスパイアされるとも言っていたぐらい、カステラーヌはシャネルの歴史には欠かせない人物。シャネルで初めてジュエリーデザインのキャリアを積み始めた彼女は、後ジュエリー部門の初代トップデザイナーに就任し、18年間活躍した。余談だが、彼女は90年代にシャネルのランウェイにも立っていた。 “デザインの特徴” カステラーヌ時代のシャネルのジュエリーはとてもユニークで華やか。想像力豊かなデザインが多い。 彼女がシャネルがで働いていた頃、よく外に出かけてアンティークジュエリーを買い求め、自分でカスタマイズをしていたと。アンティークジュエリーが持つ大胆なカラー使いと繊細なディテールが彼女が作るクリエーションにきっと影響していたのだろう。そして、彼女のジュエリーは自然、花、動物などおとぎ話に出てきそうなファンタジー的な素材からインスパイアされていたものも多く、ユーモアが溢れる。着用する人にとって、遊び心とワクワク感を与えたい気持ちがこもっている。    “どうわかる?” カステラーヌ時代のコスチュームジュエリーは刻印に特徴がある。ジュエリーについているプレート、もしくは刻印はこちら。    シャネルのヴィンテージジュエリーからこちらのプレートを見つけたら、「カステラーヌのデザインなんだ!」とわかるので、その時代ならではの美学を楽しめるはず。中には本物のアンティークのカスタマイズで世界で一点しかない希少価値高いものを見つけられるかも?
NOW AND THEN :復刻されたブランドバッグ part2

NOW AND THEN :復刻されたブランドバッグ part2

前回に続き、復刻されたラグジュアリーブランドのバッグにフォーカス。Part1をまだ見ていない方はこちらをチェック。今回はシャネルを中心に過去のアーカイブからインスパイアされた復刻アイテムを紹介する。  ”CHANEL DUMA” THEN(1990年代)・ラムスキンが基本でツイードやベルベットの展開もあり。・2つのターンロックプレートがついている。NOW(2022年復刻)・ハンドバッグとしても持てるようにチェーンのデザインがアレンジされた2way仕様。・以前のバージョンとは金具の色味が異なる。・前ポケットについているココプレートがプッシュロックタイプ   "CHANEL GRIPOIX CHAIN BAG" THEN(1990年代前半/右)・ショルダーチェーンがビジューチェーン。NOW(2020年復刻/左)・グリポワの面積が大きく、シャネルの一般的なチェーンショルダー仕様。 "CHANEL 31 BAG"  THEN(1990年代/左)・大きいサイズ、小さいサイズの2サイズ展開NOW(2018年復刻/右)・2018年復刻以来、様々なサイズを展開。(ラージ、ミディアム、ミニ、クラッチ)   "CHANEL KELLY SHOPPER" THEN(1990年代/左)・ワンサイズ NOW(2023年復刻/右)・ナノ、ミニの2サイズ。・ショルダーストラップがついている2way仕様。    "CHANEL MEDALLION TOTE1804" ・1994年に初登場後廃盤になったが、シャネルファンの要望により1996年復刻。・発売当初、ミディアムトートバッグNo.1804という名がつけられてたことから復刻トート1804で呼ばれている。・メダルモチーフのチャームがついていることからメダリオントートとも呼ばれている。
NOW AND THEN :復刻されたブランドバッグ part1

NOW AND THEN :復刻されたブランドバッグ part1

  近年のサスティナブルの流れによりヴィテージバッグのブームは本格的に。有数のラグジュアリーブランドから過去のアイコニックなバッグを次々と復刻されさらにヴィンテージブームは加速中。 ”GUCCI BAMBOO 1947” THEN(1947年)・第二次世界大戦が終わった後の資材不足の中、日本の竹を用いて創られたユニークなデザイン。・当時の革の質感と仕上げは、現在の技術では体現しづらいもの。 NOW(2020年復刻)・2種類のストラップを付属し現代のニーズに合わせている。・最新の技術を用いた革の質感や仕上げが特徴で、耐久性や美しさが向上。   "GUCCI DIANA" THEN(1991年)・ダイアナ元妃が愛用したことで有名なバッグ。・当時のロイヤルファミリーのファッションに欠かせなかったミニハンドバッグとは正反対の大きめのバッグをあえて選んで着用し、英国王室との完全な別れと彼女自身の自由を表現。 NOW(2021年復刻) ・ハンドルの保護の機能兼デザインとしてバンブーハンドル部分にレザーのベルトが追加。・より多様なカラーバリエーションと素材の展開。エキゾチックレザーも採用された。・金具やロゴのデザインがより現代的に。     "GUCCI JACKIE 1961" THEN(1961年初期) ・元アメリカのファーストレディだったジャクリーン・ケネディが愛用したことで有名になり、「ジャッキー」の愛称が付いた。・シンプルなカラーパレットが中心で無駄のないワンショルダーバッグ。・ピストンロッククロージャーが特徴。 NOW(2020年復刻)・サイズ展開や形状に微調整が加えられた。・カラーバリエーションと素材が豊富に。・調整と取り外し可能なトラップを付属。・限定モデルやコラボレーションモデルも展開。   "DIOR SADDLE BAG" THEN(1999年) ・ジョン・ガリアーノ(John Galliano)がデザイナーだった時代のアイコニックなバッグ。・キャンバスだけでなく、ビーズ、刺繍など様々な素材が施された華やかなデザインやカラーバリエーションがあった。 NOW(2018年復刻)・新たにストラップが付属。・落ち着いたニュートラルなカラーの展開が多く、過去はカジュアルな服装に合わせるイメージだったらもっとエレガントで上品なイメージを構築している。   "FENDI MAMMA BAGUETTE" THEN(1997年)・ワンサイズのみ。・発売当時は爆発的な反応はなく、米国のドラマ「Sex and...
型を破って時代を作ったMarc Jacobs

型を破って時代を作ったMarc Jacobs

ルイ・ヴィトンの全盛期とも言える90年代後半から2000年代前半に欠かせない人物、「Marc Jacobs(マークジェイコブス)」1997年、彼がアーティスティックディレクターに就任した後、ルイ・ヴィトンに巻き起こした新しい風は時代を変えたと言っても過言ではない。 初登場のFW1998コレクション   1.ブランディングの変化と商品の多様化 ルイヴィトンの既存の広告キャンペーンには専門モデルを起用した高級なイメージが強かったが、マーク・ジェイコブスの新たなルイ・ヴィトンはブランドの未来につながる若者の方にも目を向け始めた。 セレブリティ、ファッショニスタをブランドのイメージモデルとして起用したり、ファッションショーに立たせて世間の注目を集めた。ダンスパフォーマンスや劇的な演出をショーに取り入れテーマに合わせた演出とストーリーテリングを導入。それだけでなく、19世紀から続いているブランドを象徴するモノグラムパターンに新色を取り入れたり、新たな素材を取り入れるなど当時としては型を破るような動きをしていたので、新しいことに敏感な若者には十分なアピールポイントがあったのだろう。 ルイ・ヴィトン 1970年代 ルイ・ヴィトン  1998年-2000年代  当時のセレブリティ、若い世代に特に人気だった  2.アーティストとのコラボレーション、限定コレクションを続々と展開マーク・ジェイコブス時代に特に目立つのが世界の色んなアーティストとのコラボレーションと限定コレクションを展開。彼の先駆けた動きはアイコニックなモノグラムパターンの魅力をより引き立てたことはもちろん、ブランドの価値が高める大きな役割をした。ルイ・ヴィトン x スティーブン・スプラウスコラボレーション2001  ルイ・ヴィトン x 村上隆コラボレーションMonogram Multicolor (2003)Cherry Blossom (2003)Eye Monogram serie (2003)Monogram cherry (2004)Monogramouflage (2008)    ルイ・ヴィトン 100周年記念コラボレーション   3.オートクチュールラインの成長 マーク・ジェイコブスのリーダーシップの下、ルイ・ヴィトンはオートクチュール分野にも新たな動きを見せた。   マーク・ジェイコブスが残した偉大な時代の遺産を取り入れあなたのクローゼットをより特別にしてみてはいかが?