バーバリーのコートは、型と年代の組み合わせで印象が変わる。
タグの色とロゴで年代が読める。
今回は、ブランド古着でバーバリーを選ぶときの見方をフィーチャー。
お気に入りの一着を探してみて!
どこを見て選ぶ?

見るのは3つ。
✔︎型
✔︎年代
✔︎ライナーの有無。
生地の基準になるのはギャバジン。
1879年にトーマス・バーバリーが考案した、目の詰まった綾織りの綿生地。
水をはじきながら風を通す、トレンチコートの下地になった生地。
そしてその上に、年代ごとのタグとノバチェックが重なる。
年代&タグ表記
| 比較項目 | 〜80s | 90s | 2000s | 2010s〜 |
|---|---|---|---|---|
| 主なタグ 表記 |
Burberrys (sあり) |
Burberrys →Burberry |
Burberry LONDON |
BURBERRY 単独表記 |
| ライン | 本国製が 中心 |
プローサム ロンドン |
ロンドン ブルーレーベル |
ロンドン イングランド |
| ライナー | 着脱式が 多い |
着脱式が 多い |
縫い付けも 増える |
軽量化 |
| ノバチェック の使い方 |
ライナー 裏地のみ |
裏地+ 小物 |
表地にも 展開 |
配色替えも 展開 |
| 中古相場帯 の目安 |
約5〜18万円 | 約5〜18万円 | 約4〜9万円 | 約4〜9万円 |
(相場帯は2026年9月時点のもの。)
年代を断定する材料はひとつではなく、タグは製造国や販路でも変わる。
トレンチ



バーバリーの代名詞。
ガンフラップ、Dカンのベルト、肩のエポーレット。
ディテールはもともと機能から生まれたもの。
今はそのまま意匠として残る。
着丈が100cmを超えるロング丈なら、スカートにもワイドパンツにも影響されない。
ステンカラー



襟を寝かせて着る、トレンチより静かな一着。
ベルトもエポーレットもない。
そのぶん、ノバチェックのライナーが効く。
前を開けると裏地のチェックが覗く。ここがバーバリーらしさの見せどころ。
ケープトレンチ




トレンチに、ケープの動きを加えた印象的なシルエット。
肩から広がるラインと、歩くたびに揺れるドレープ。
クラシックなミリタリー要素を残しながら、より柔らかな表情に。
前を開ければ軽やかに。
ベルトを締めれば、ウエストラインが際立つ一着。
☑︎購入前チェックリスト

◻︎ベルトとバックル
本体があってもベルトだけ欠けている個体もある。
◻︎襟の裏とカフス
肌に触れる場所から先にテカリ が出る。
◻︎ライナーのボタンホール
着脱を繰り返した個体はここが伸びてしまっていることも。
Point
撥水は加工なので、年月とともに落ちていく。
気になるならリプルーフに出すのも一つ。
細いハンガーだと肩に角が出やすく、保管は肩の厚いハンガーがおすすめ。
FAQ
Q1. タグだけで年代は決まる?
タグ表記、製造国、ライナーの仕様など判断基準はさまざま。
複数を重ねて見るのが基本。
Q2. トレンチとステンカラー、どちらが着回せる?
装飾が少ない分、気回しやすいのはステンカラー。
一着で、羽織るだけで主役になるのはトレンチ。
Q3. 真冬まで着たいなら?
着脱式ライナー付きか、ウール素材のものがおすすめ。
ギャバジン一枚は比較的軽やかで、春秋向き。
Q4. サイズ表記が国ごとに違う?
JPとUKとITで基準が変わる。
肩幅・身幅・着丈の実寸で見るのが確実。
Q5. 家で洗える?
ギャバジンもウールも型崩れしやすいため、撥水を戻すなら専門店へ。
色ムラもテカリもその一着が着られてきた時間の跡。
同じ年代、同じ状態の一着に、もう一度出会える保証はない。
今の自分が本当に袖を通したい一着を。